Question 01
入社からこれまでの歩みを教えてください。
専門学生の頃に衣裳デザイナーを志し、クラウディアでの1ヶ月のインターンを経て2020年に新卒で入社しました。
入社してすぐにコロナ禍に入ってしまったので1年目はあまり仕事ができずにいましたが、2年目からは衣裳店でスタイリストとして働き、3年目から今に至るまでは商品企画部でデザイナーとして、衣裳の企画・制作をしています。
Question 02
クラウディアに入社したきっかけを教えてください。
子供の頃からファッションデザイナーに憧れていて、学生時代はドレスではなく舞台衣裳のデザイナーを目指していたのですが、専門学生時代に学校の先生にクラウディアのことを教えてもらい、会社について調べる中でディズニーやバービーとのコラボドレスを作っていることを知り興味を持ちました。
インターンでは、キラキラしたグリッター素材の布など、学校や普通のアパレル企業では見られないようなものを身近で見ることができたのが嬉しくて、1ヶ月間とても楽しく過ごせたことが印象に残っています。
また、他社ではデザイナーは主に絵を描く仕事でその後の工程は職種ごとに分業となる場合が多いと思うのですが、クラウディアは基本的にデザイナーがデザイン画を描くところからパターンの作成や撮影などの工程に至るまでトータルでプロデュースできるというのを知り、「やってみたい!」と思い入社しました。
Question 03
普段の仕事内容を教えてください。
ドレスの制作がメインで、毎年2月と8月に大きな展示会があるので、今(※2024年7月時点)だと8月発表のものに向けて準備を進めているところです。2月頃に社内でデザインチェックがあり、そこから自分でパターンを引いて制作を進め、今は撮影を終えて、展示会の準備中です。
他にも、担当しているブランドのInstagramの更新や、場合によってはサイトのデザインなどを担当することもあります。
Question 04
今までで印象に残っている仕事はありますか?
やはり漫画家・矢沢あい先生の作品『ご近所物語』とコラボレーションした『Lulu felice×ご近所物語』のコレクションは特に印象に残っています。
幼い頃から矢沢先生の漫画の大ファンで、デザイナーを目指したのも先生の作品を見たことがきっかけでした。趣味で矢沢先生の作品をイメージしたデザイン画を描いていた時に「これをドレスにできたらいいな」と思っていたのですが「世代的に、クラウディアのお客様に響くのだろうか?」とも思っていました。でも、ちょうどその頃に開催された「矢沢あい展」がとても盛り上がっていて、今でも若い世代のファンが増えているということを知り「これは今しかない!」と思い企画書を提出しました。
企画会議のタイミングではなかったのですが、自分から上司に提案をしたところ「やりたかったら自分でアポを取ってこい」と言われ、その日のうちに自分で出版元に連絡をし、翌日には企画の提案をするなど、すぐに動き出すことができました。デザイナーとしてはまだ2年目のタイミングでしたがチャンスを与えていただけて、こうした風通しの良さはクラウディアの良いところだなと思います。
ドレスの最終チェックの際には矢沢先生ご本人にお会いすることもできて、感無量でした。矢沢先生に「これからもクラウディアのドレスチェックするね」と言っていただけたので、先生に見られても恥ずかしくないドレスを作っていきたいなと思っています。
Question 05
仕事をする上で、欠かせないアイテムはありますか?
「仕事場も可愛くしたい!」という思いがあるので仕事で使う文房具などはピンクで色を揃えて、デスク周りを整えています。あとは仕事用のノートが何冊かあるのですが、それらはどれも表紙に矢沢先生のイラストが貼ってあります。矢沢先生の絵を見ると頑張ろうと思えるので、デスクにも絵を飾っていたり、デスクトップも先生のイラストにしていたりします。
Question 06
クラウディアの良いところを教えてください。
『Lulu felice×ご近所物語』のコレクションの時もそうでしたが、社歴関係なく色んなことに挑戦させてもらえる風通しの良さは魅力だと思います。ドレスを作る際には会長が直接デザインチェックをしてくださることもあるのですが、そのように会社の上層部の方たちと直接交流して想いを伝えることのできる環境は、他の会社ではなかなかないことかもしれないと思っています。
他には、ドレス作り以外にも色々なものを自分たちで作ることができるところです。『Lulu felice×ご近所物語』のコレクションでは、コレクション撮影のディレクションやお客様に向けたフォトプランのプロデュースなども担当したのですが、それもクラウディアがフォトスタジオを持っていたり、会社としての影響力もあったりするからこそできたことだと思います。
Question 07
これからの目標を教えてください。
発表するドレスの数を増やし、ドレスの質もより高めていきたいです。
私がインターンの頃から憧れているパターン作りがとても上手なデザイナーの先輩がいるのですが、私がスタイリストとしてショップで働いていた時に「このドレス、自分の身体がすごく綺麗に見える」と多くの花嫁様が話してくださっていたドレスの多くが、その先輩がデザインしたドレスでした。
私も、可愛いだけではなく「これを着ると自分が綺麗に見える」と花嫁様に思っていただけるようなドレスを作れるようになりたいと思っています。